この記事は私が体験したこと【糖尿病】のことについて書いています。私は医療の専門家ではありません。
症状や対処法等、医学に関わる内容については外部サイトの内容を抜粋させて頂き、外部リンクを使っています。
- 健康診断の結果は放置してはいけない
- 結果でわかる糖尿病リスク
- 食事療法と運動療法でリスクは低下できる
\ 食後血糖値および中性脂肪の上昇を抑える /
糖尿病の兆候
入社以来95kg位で推移していたけれど、前年から単身赴任中で食生活も乱れていて
ついに100kgの大台に乗ってしまった。
夜寝ているとものすごく喉が渇き、朝起きると喉がガラガラ。
早朝には尿意で起きてしまうことも少なくなかった。
この時点でピンとくる人はいると思いますが、
- のどがすぐ乾き、水をよく飲む
- おしっこの回数が多く、量が多い
- 目がかすんだり、黒い点が見えたりする
参考:糖尿病かな?と思ったら
自覚症状としては、デブにありがちな感じなので余り気にしてはいませんでした。
健康診断の結果が出てきても、いつもメタボリックの関係で
「要経過観察」って書かれているもんだから、
「要再検査」になっていてもきづいてなかったんです。
糖尿病の目安である、HbA1cの数値も「7.5」になっていたのも気にしていなかった。
ただ、体重は落とさないとまずいとは思ったので、夏までには体重は97kgになっていました。
そのころ、健康診断の再検査の催促電話がかかってきて重い腰を上げて病院に行ってきた。
診察結果は糖尿病
「今すぐ入院ですね」
ってことで仕事もほったらかしで約2週間糖尿病の教育入院をすることになったのです。
糖尿病の診断
一般的に2型糖尿病の診断として
- 血糖値
- HbA1c
- BMI
などから診断されます。
健康診断は、今病気にかかっていないかを確認するだけではなく、 将来の病気の可能性を小さくすることも目的のひとつです。 予備軍を含めると1600万人を超えるといわれる日本の糖尿病人口、 その1人になってしまう危険性は、健康診断の数値から予測することができます。 糖尿病の目安となるのは、第一に血糖値ですが、他にも血液検査で調べる HbA1c(ヘモグロビン エイ ワンシー)、加えて身長、体重から計算する BMI(ボディ・マス・インデックス=体格指数)も参考になります。 また、内臓脂肪の蓄積による肥満をもとに、軽い高血糖、高血圧、高脂血症などが重なって起こっている病態は、 「メタボリックシンドローム」といわれ、心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすいだけでなく、 将来的に高い確率で糖尿病になることがわかっています
健康診断ー結果でわかる糖尿病リスク
血糖値
私たちの生命を維持するエネルギー源となるのは、食事から入ってくる糖(ブドウ糖)です。
糖は血液によって体中の細胞に運ばれます。血液中の糖を「血糖」といいますが、糖尿病のなかで、
一般に認められる2型糖尿病は、この血糖が異常に増加している状態が慢性化した生活習慣病のひとつです。
細胞が血糖を取り込む時に働くのが「インスリン」というホルモンです。インスリンは膵臓から分泌されます。
食事などで血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌され、筋肉などの細胞に糖が取り込まれます。
逆に、血糖値が低下すると肝臓から糖が血液中に放出され、常に一定の血糖値が維持されます。
健康な場合は血液から供給される糖と、細胞が消費する糖のバランスがとれています。
糖尿病は、消費に対して糖の供給過剰が続くことで起こってきます。
糖の供給過剰が長く続くと、細胞はインスリンの働きに抵抗して、血糖を取り込まないようになり、血糖値は上昇します。
このとき膵臓は、さらにインスリンの分泌量を多くして血糖を取り込ませようとします。これが「インスリン抵抗性」といわれる状態です。
日本人の膵臓は欧米人と比較して弱いので、少しのインスリン抵抗性でもそれに見合うだけのインスリンの分泌ができずに、
糖尿病になりやすい民族だと言われています。両親が糖尿病の人は特に気をつける必要があります。
HbA1c(ヘモグロビン エイ ワンシー)とは?
HbA1c(ヘモグロビン エイ ワンシー)は
赤血球の成分ヘモグロビンにブドウ糖が結合したもので、 過去1~2ヶ月間の血糖値の指標となります。
この割合が高いほど、過去1~2ヶ月間の血糖値が高かったことを示します。 健康な人では、4.3~5.8%とされます。
ぶっちゃけた言い方をすると過去2ヶ月の暴飲暴食具合です。
健康診断時でHbA1cの値が「7.5」で、要精密検査のお知らせだったのですが、
秋に病院に行った時点ではHbA1cが「9.8」になっていました。
糖尿病の教育入院へ
病院で診察を受け、「即入院」と言われた時は
緊急事態で手術でも受けないといけないのか? と冷や汗が出ました。
先生に話を聞いてみると、そういうものではなく
「2週間ほど入院して食事などを見直してもらう」とのことでした。
入院して、食事療法や運動療法などを実践しながら学んでいくシステムです。
患者が自主的に治療に取り組んでいただけるようになることが目的です。
治療がうまく進んでいない理由や問題点を洗い出し、それぞれの目標を決めてから、教育入院を始めます。
入院期間中に、退院後実行可能な目標についても担当医師や看護師、管理栄養士と一緒に考えていきます。
糖尿病は一度発症すると治らないと考えられているため、自身で血糖をコントロールする必要があります。
症状によってインスリン注射が必要だったりするので、教育入院の期間が必要なんですね。
2型糖尿病は1度診断されると、2度と治すことはできないと一般には考えられています。
しかし、ここ数年(2017年以降)、食事と運動によって、特に体重を減らせば糖尿病は寛解するという報告が相次いでいます。
2型糖尿病は「糖尿病になりやすい」遺伝的要素が強いため、「食習慣などの生活習慣のコントロールが悪ければ、仮に治ったとしても再発する」
教育入院のカリキュラム
糖尿病についての知識を、医師をはじめ看護師や管理栄養士、検査技師、薬剤師のメディカルスタッフから学ぶ
朝昼夕の三度の食事では患者ごとに適正な食事が出ます。管理栄養士が献立のエネルギー量や栄養のバランス、糖尿病食の工夫などについて詳しく説明します。
運動療法は、食後に行います。院内をウオーキングしたり、ストレッチを行います。
血糖測定の結果や、血中・尿中Cペプチドによるインスリン分泌能の評価、年齢、体格、糖尿病の罹病期間、退院後の生活スタイルなどを考慮して、薬物療法を調整します。
個別に、栄養指導、注射指導やフットケアなどの療養指導、服薬指導を行います。
血糖検査、インスリン分泌能評価、合併症と併発症の検査、眼科医による眼底検査や動脈硬化の検査を始め、必要に応じて、脂肪肝や慢性膵炎、膵臓癌のスクリーニングとしての腹部エコーや腹部CT、消化管内視鏡検査、甲状腺検査など
参考~糖尿病教育入院について
まとめ 食事療法と運動療法が大事
入院生活の話は省きます。
ぼくが学んで実践したことは以下の2点になります。
- 食事療法
適切な量と品目
- 運動療法
ウォーキングを推奨される
糖尿病の治療目的で始めたダイエットになりますが、結果としては4ヶ月で15キロの減量に成功しました。
参考になれば幸いです。病気の治療に関することは専門の病院でアドバイスを受けるようにしてください。
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